門川大作OFFICIAL

活動日記

2023.09.23
岡山県瀬戸内市にあるハンセン病療養所「長島愛生園」にお伺いしました。長年にわたり長島愛生園に通われ研究を深められている田中真美先生にご案内いただき、入所者自治会の中尾伸治自治会長(89歳)、石田雅男事務局長(87歳)、山本典良園長、野田裕司事務部長らと懇談させていただきました。感動です。また、長島愛生園の各施設を拝見、献花。歴史館では主任学芸員の田村朋久さんの丁寧なご説明。かつてのハンセン病患者の隔離収容の厳しい状況、写真・映像はじめ各種の記録資料、入所者の懸命な生きられ方、素晴らしい芸術作品等をじっくり拝見。許されない差別、偏見など、人権問題を学ばせていただきました。深謝し、未来に生かす決意を新たに。

一昨年3月、京都でご開催の 「長島愛生園の人びと~ハンセン病 隔離と希望~」を拝見。献身的に研究されている田中真美先生とご縁を頂きました。
その後、田中真美先生を通じ、中尾会長から心のこもったお手紙もいただき、是非!と訪問させていただきました。
中尾様、石田様とお話をさせていただき、10歳から入所、筆舌に尽くし難い苦難を経験されてこられたにも関わらず、そんな話はされず、入所者が94名に、平均年齢が90歳近くに。何としても人間を大切にする、より良き世の中をつくるため、教訓として生かしてほしいとの趣旨のお話、胸に迫ります。
厳しい状況の中、懸命に生きられている入所者の生きられ方について改めて感銘。深く考えさせられました。
私自身、改めて学び、また、ここから教訓を得て、私の生き方に、京都市における人権啓発、誰一人取り残さないSDGsの達成も視野に取り組みを深める取り組みに生かしたい、との決意を新たに。
大切な機会をいただきました田中真美先生、丁寧なお手紙をいただきました中尾会長はじめ全ての皆さんに深謝。
京都は1922年、日本初の人権宣言と称される「全国水平社創立宣言」が発せられたまち。人権文化の確立と深く関わり、発展してきました。しかし、これからが極めて大切。
「誰一人取り残さない」SDGsの達成へ!あらゆる主体が多様性を認め合い、寛容性・包摂性のある社会の醸成、世界平和にも貢献する京都のまちの実現に向け、これからも市民の皆さんと共に力を尽くすことを改めて胸に刻みました。


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