門川大作OFFICIAL

活動日記

2018.09.18
①台風21号に係る災害対応、被災者支援等に向けた補正予算の提案、②トルコ・ブルサ市での第16回世界歴史都市会議の成果、③食べられるのに捨てられる「食品ロス」削減に向けた取り組みについて記者会見。日本では年間646万トンもの食品ロスが発生!世界で食糧不足に悩まされている人々への食糧援助量320万トンの2倍!京都市では、H26の9.6万トンからH29に6.4万トンへ減少。H32に5万トンの目標達成へ、市民や事業者の皆さんと共々に全力で頑張ります!

台風21号による倒木に伴う道路の通行止めや大規模停電で、京都市でも大きな被害が。土木事務所、関西電力、地域の皆さんの懸命な作業により刻々と復旧。しかし、なお、厳しい状況の地域も。また先週金曜には国にも緊急要望。さらに、明日からの市会に、「被災者の生活再建に向けた支援」「農地や農業用施設等の復旧」「文化財の復旧」等に係る追加の補正予算(現時点で8億円程度)の提案に向け、必要額の精査などの作業を鋭意進めているところ。引き続き、国や府とも連携を図りながら、迅速に対応してまいります。
次に、「第16回世界歴史都市会議」について。台風の被害状況の把握と緊急対応で、出発を2度にわたり延期。会議では、まず私から世界文化自由都市宣言、レジリエンスとSDGsの一体的な推進、文化、景観、環境、歩くまち、観光など京都市の取り組みについて基調講演。続いてラウンドテーブルで議論を深めました。そして総会では「ブルサ宣言」を採択。グローバル化と歴史都市の多様性を踏まえ、世界中の歴史都市がこれまで以上に連携を深め、歴史遺産の保全修復に努め、市民にも訪問者にもその価値をより認識いただくことを通じて世界平和に貢献していくことを誓い合いました。
3点目に、「食品ロス」削減に向けた取り組みについて。京都市ではこの間、市民や事業者の皆さんと力を合わせてごみ減量に努め、年間のごみ量はピーク時(H12)の82万トンからH29には41万トンに半減。5箇所あったクリーンセンター(清掃工場)を3箇所に減らし、ごみ処理費用を年間154億円削減、市内唯一の最終処分場である東部山間埋立処分地も、開設当初のH12には15年間で一杯になるという見込みから、トータル70年間の利用が可能に!しかし、H32のごみ量を39万トンに削減する高い目標の達成に向けては、「食品ロス」の削減が特に重要!
昨年度、食品スーパー5店舗で実施した全国初の社会実験では、賞味期限が残り3分の1を切ったものはごみとして捨てられるという食品小売業界の商慣習を見直した結果、廃棄量は10%減少した一方、売上数量・金額は6%増加!今年度は店舗数・品目・期間を増やして実施!また、宴会で乾杯後30分間・終了前10分間は席に座って料理を楽しむよう呼び掛ける「30・10(サーティー・テン)運動」も、食べ残しが8割減少する大きな成果!
さらに、小盛りメニューの提供や持ち帰りなどに取り組む「食べ残しゼロ推進店舗」は、5月から新たに食品スーパー等も対象に含め、818店舗まで拡大!
こうした成果を積極的に発信・共有し、実践の輪を広げることが重要!そのため10/30に「食品ロス削減全国大会」を開催し、華道未生流笹岡家元 笹岡隆甫さん、能楽囃子方幸流小鼓 曽和鼓堂さんのパフォーマンス、瓢亭第14代主人 高橋英一さんの講演、そして食品ロス削減に向けた「京都アピール」を発表!そして毎年10月を「食品ロス削減月間」とし、市役所での「フードドライブ(食品を持ちより福祉施設等に寄付)」の実施などを通じて、全国の自治体の先頭に立って食品ロス削減をけん引してまいります。


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