門川大作OFFICIAL

活動日記

2018.12.19
文科省の「明治150年記念 教育に関するシンポジウム」にパネリストとして参加。テーマは「明治から現代を見つめ、未来の教育を展望する」。鈴木寛 大臣補佐官の進行で、小川正人 東大名誉教授、新井紀子 国立情報学研究所教授、工藤勇一 千代田区立麹町中校長と共に、初等中等教育の未来について語り合いました。

明治維新で事実上都の地位を失い、人口が2/3に激減するなど都市衰退の危機に立たされた京都において、先人たちは「子どもさえしっかり育てれば未来は明るい」と、文科省ができる前の明治2年、竈の数に応じてお金を出し合い、日本初・地域制の64の「番組小学校」を創設。以降、全国初の盲唖院、画学校(現在の市立芸大、市立美術工芸高校)、工業高校などを次々に創設。そして、琵琶湖疏水竣工、全国初の水力発電・市電を開設。人を育て、文化を大切にし、経済・産業に結び付けました。
こうした先人たちの志をしっかりと受け継ぎ、戦後、厳しいイデオロギー対立の中、公教育を守り発展させる懸命な取り組み。そして近年、週指導計画(全小学校)・単元別学習指導計画(全中学校)の作成、開かれた学校づくり、京都方式の学校運営協議会、外部評価を含めた学校評価システムなど、京都市が進めてきた「一人一人を徹底的に大切にする」教育改革が全国でも高く評価!市立小学生の学力は政令市1位に!国の新学習指導要領にも、京都市の教育改革を踏まえた提言が反映。さらに京都市では新学習指導要領の「さらに先」を見据えた議論もスタート!
私からこうしたことをお話しし、議論を深めました。子どもを社会の宝として大切に育む「はぐくみ文化」の実践、発信を通じて、「子育て・教育環境日本一」のまちづくりに全力で取り組むことを改めて決意。


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