門川大作OFFICIAL

活動日記

2019.03.15
2つの審議会からご答申。有形・無形の「京都文化遺産」の「保存」と「活用」の好循環へ!「いまも息づく平安王朝の雅」「千年の都を育む山と緑」を市独自の「京都遺産」に!「文化財保護審議会」井上満郎 会長、「まち・ひと・こころが織り成す京都遺産 審査会」 高橋康夫 委員長から貴重な提言。熱心に議論いただいた委員の皆さんに深謝。

文化財保護審議会では、これからの文化財保護のあり方について1年間にわたるご審議。京都の人々の生活、歴史と文化の理解のため欠かせない有形・無形のものすべてを「京都文化遺産」と位置づけ、調査・研究や修理などの「保存」と、その価値を多くの人が共有できるよう発信・公開する「活用」の好循環により、保存のための資金や担い手の確保、伝統技術の継承へ!そして行政だけでなく、市民や所有者、保存団体、研究機関等と一体となり「見つける」「知る」「守る」「活かす」そして「伝える」取り組みを!文化遺産を取り巻く現状と課題を踏まえ、具体的で実効性のあるご提案の数々。
また「まち・ひと・こころが織り成す京都遺産」は、1200年を超える悠久の歴史と自然の中で、人々の暮らしの中から生まれ、築かれてきた京都の有形・無形の文化遺産を、京都の地域社会、文化遺産を支える人や匠の技、精神性などに基づくテーマに関連する集合体として認定。今回は、御所や離宮などの建造物や庭園、葵祭などの行事として今も伝えられ、職人たちの匠の技が人々の暮らしに活かされている「いまも息づく平安王朝の雅」、自然と共生する文化や宗教文化を育み、庭園の借景など京都らしい景観を彩ってきた「千年の都を育む山と緑」の認定を答申。
昨年6月には、文化財をまちづくりに活かしつつ、地域社会が総がかりでその保存・継承に取り組んでいく趣旨で文化財保護法が改正、今年4月に施行されます。2021年度中に機能強化して京都に移転する文化庁ともしっかり連携し、市民の皆さんと共に持続可能な文化遺産の保存・活用・継承に取り組んでまいります。


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