門川大作OFFICIAL

活動日記

2019.10.09
学校法人八坂女紅場学園 太田紀美 理事長、杉浦京子 副理事長、鷲頭雅浩 専務、帝国ホテル 定保英弥 社長、風間淳 常務、帝国ホテルエンタープライズ 大脇善夫 社長がお越しに。老朽化が進み、耐震性に課題がある「弥栄会館」をホテルとして活用される計画について、八坂女紅場学園と帝国ホテルとの間で基本合意書を締結。また、これを機に 同一敷地内にあり、今、耐震性の課題で休館中の 祇園甲部歌舞練場本館等の再生へ取り組まれようとしています。私からは、弥栄会館の歴史・景観的価値等をしっかり継承し、新たな価値を付加され、市民生活・地域文化と調和したものとなるよう要請しました。

祇園甲部歌舞練場に隣接し、1936年に竣工した弥栄会館は、各階に銅板瓦葺屋根をかけ、塔屋状の正面中央部は付庇や宝形造屋根が城郭の天守を思わせる造形で、和風意匠の伝統を巧みに織り込んだ名建築。演劇や映画館、コンサートなど多彩に開催されてきましたが、近年は耐震性の問題から劇場部は使用せず、舞妓さんによる京舞をはじめ、茶道、華道、箏曲、雅楽、狂言、文楽、7つの伝統芸能を鑑賞できる「ギオンコーナー」、事務所として使用。
この度の基本合意は、弥栄会館を含む祇園甲部歌舞練場一帯の歴史・景観、耐震化を含む安心安全、京の花街の伝統技芸とおもてなし文化の継承・発展につながる意義深いもの。地域と調和した、京都・日本の奥深い文化を体感できる宿泊施設となることを願います。


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