活動日記
2020.09.12
鹿児島の志學館大学 原口泉教授・県立図書館長が京都にお越しに。歴任研究家の原田良子さんとともに。二条城をご案内し、懇談。
幕末~明治期の歴史研究家で、京都市立小元教員の原田良子さん。平成28年、薩長同盟締結の地「御花畑」の場所を上京区森之木町周辺(地下鉄鞍馬口駅西側)と特定され、注目を集めました。
さらに昨年には、解体直前であった大久保利通の茶室「有待庵」を、通りがかられた原田さんが確認。磯田道史先生はじめ多くの方々がその歴史的重要性を認められ、保存に向けてご活動。これを受け、京都市文化財保護課の専門家が現地を調査し、建具等への古材の使用などを確認。所有者から建物と庭石のご寄付のお申し出をいただいたことから、京都市が移築し、保存・活用することに。熱心なご活動に頭が下がります。
本日は、鹿児島の志學館大学人間関係学部教授の原口泉先生とともに二条城に。原口先生は、薩摩藩の歴史研究の第一人者として、大河ドラマ「篤姫」や「西郷どん」などの時代考証を担当。鹿児島県文化財保護審議会会長も務められ、平成25年度には地域文化功労者として文部科学大臣表彰も。今回、本市の文化財公開施設である「岩倉具視幽棲住宅」で開催される歴史講演会の講師を務めるためご入洛。
幕末から明治期の数々の舞台となってきた二条城で、大切な文化財をいかに保存・継承していくか、専門家ならではの高いご見識に基づくご提案など懇談、意見交換。ウィズコロナ社会、こうした時代だからこそ、長い歴史の中で生まれ、育まれ、守り伝えてこられた文化財、日本の心を大切に、心豊かな生活を!改めて実感。お二人に敬意と感謝。
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